Interior Note[フランス発]お部屋づくりに役立つ記事

フランスのお宅訪問
2018.06.15

緑に囲まれた邸宅でゆったりとフランスの日常を楽しめる民宿

  • 緑に囲まれた邸宅でゆったりとフランスの日常を楽しめる民宿

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    【プロフィール 】

    最近はホテルより安く、暮らすような気分を味わえるAirbnbのような自宅貸しサービスが人気ですが、フランスでは「Chambre d’hôte(シャンブル・ドット)」と呼ばれる、自宅の一部を旅行者用に改装してゲストハウスのように使ってもらう宿泊サービスが、かなり以前から定着しています。同じ 敷地内に貸主も暮らしているという点で、日本でいう民宿と同じシステムと言えるでしょう。今回紹介する「ル・ムーラン・デュ・メニール」は、数々の美しい古城が建つロワール川流域に広がるロワール渓谷にほど近いシャンブル・ドット。定年退職したご夫妻が民宿用にリフォームした素敵な内装が魅力です。

    Le Moulin du Mesnil
    ル・ムーラン・デュ・メニール
    31 Chemin du Moulin du Mesnil
    41400 St Georges sur Cher
    1泊最大6名300ユーロ(最短4泊〜)
    夏はプライベートプール利用可
    HP:http://www.moulindumesnil.com
    Airbnb:
    https://www.airbnb.fr/rooms/68154?location=Le%20Moulin%20du%20Mesnil%2C%20Saint%20Georges%20sur%20Cher%2C%20France&s=eHQOxBYo

    フランスのシャンブル・ドットは、夏のバカンスなど長期滞在に利用するのが一般的で、滞在中に存分に観光を楽しめるよう風光明媚な場所に位置していることが多いです。ル・ムーラン・デュ・メニールはロワール渓谷沿いに建つシュノンソー城から6キロほどのところにあり、さらに行くと、ロワール川古城の中でも有名なアンボワーズ城などもあり、古城巡りにぴったりなロケーション。
    この民宿の名前にもなっている「ムーラン」とはフランス語で風車のこと。かつてこの集落で行われていたワイン造りの際に、ブドウを潰すために使われていた風車があったことに由来しています。

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    2002年に夫妻がこの邸宅を購入するまではずいぶん長い間空き家になっており、シャンブル・ドットを開始するにあたって1年にわたる大掛かりなリフォーム工事を手がけました。ハイクラスな素材選びを一番に考え、自分たちが思い描くレベルの高いリフォームを実現してくれる業者や職人たちを探しました。

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    リフォームの際に心がけたのは、邸宅の元々の建築や構造を尊重し、その魅力をさらに引き出すことでした。ベッドルームは石造りの壁や木の梁を残し、ソファスペースは、庭のテラスの目隠し壁に調和した石の床を選び、周りの自然とも調和した歴史を感じさせる空間作りに成功しています。同時に、快適な滞在ができるよう浴室やキッチンなどは機能性を重視したモダンな家具を選びました。

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    ル・ムーラン・デュ・メニールはその邸宅の素晴らしさもさることながら、1.5ヘクタールにも及ぶ敷地内の小川が流れるガーデンの美しさと静けさも、ここでしか味わえない贅沢です。朝食ルームとなっているメインのリビング(1枚目の写真)では、庭側に大きなテラス窓をはめ込み、1年を通じて移りゆく四季を存分に楽しめる工夫をしました。大きな範囲にわたるテラス窓を設置するために新たに作った梁の設置が、リフォーム工事の中でも一番苦労した点だったそう。

著者プロフィール:Tricolor Parishttp://tricolorparis.com

トリコロル・パリはフランスに暮らす荻野雅代と桜井道子、ふたりの日本人からなるユニット。パリ関連のガイドブックを執筆・撮影するかたわら、2010年にスタートしたサイトにて、パリのおすすめショップやレストラン、イベント・観光情報はもちろん、フランスのニュースやパリの天気を服装で綴る「お天気カレンダー」など、独自の目線で「フランスの旬」を日々発信している。