Interior Note[フランス発]お部屋づくりに役立つ記事

パリのビストロやカフェのエッセンスをダイニングやキッチンのデザインに取り入れてみませんか?〜前編〜

  • パリのビストロやカフェのエッセンスをダイニングやキッチンのデザインに取り入れてみませんか?〜前編〜

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    【プロフィール 】

    最新のパリ情報を紹介するサイトを運営したり、人気店を集めたパリのガイドブックを出版したりする仕事柄、私たちは日々、たくさんのショップに足を運んでいます。どのお店も、オーナーがこだわりぬいて選んだ家具やオブジェで飾られ、気取らない、でもさりげなくおしゃれなパリらしい空間が広がります。今回は、トリコロル・パリが選ぶ、自宅インテリアの参考にしたいパリの素敵なカフェやビストロの写真をユーロ・プランニング読者の皆さんにお届けしたいと思います。

    豪奢なオペラ・ガルニエのあるオペラ座地区の小道にたたずむカフェでの1枚。必要最低限のものを配置したシンプル・イズ・ベストを体現するスタイルですが、とにかく「おいしいコーヒーを淹れる」というひとつの目的に集中したいという気概を感じる空間です。壁の下1/3を覆う白いタイル、コーヒーカップやグラスが無造作に積み上げられた棚など、素っ気なさとミニマルさのバランスがちょうど良く、奥行きのある木製のカウンターの温もりある雰囲気にマッチしています。

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    中央にどーんと置かれた大きなテーブル。知らない客同士が肩を並べて、席をシェアするのは、ここ数年パリで増えてきたスタイルです。真っ白な壁に白い曲げ木チェア、天井のランプシェードと壁のミラーフレームもナチュラル素材で、ふんわりと優しい空間が広がります。テーブルの中央に細長いくぼみを作り、カトラリーを置いたりお花を飾ったりできるスペースがあるのは、ぜひ真似してみたいアイデア。まずは、小ぶりなローテーブルのDIYで試してみるのも良さそうです。

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    人気のワインバーの窓に面したカウンター席。老舗フランスメーカー「Parfait」のジャーに無造作に生けられた花がとても楽しげ。花の種類はあえて揃えず、野原から摘んできたような雰囲気を演出する「Bouquet champêtre(ブーケ・シャンペートル)=田舎風花束」にするのが大切なテクニック。さりげなく並べた空瓶との相性もぴったりです。

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    こちらのインテリアのポイントは何と言っても円形で揃えたテーブルとミラー、そしてカラフルなイームズのシェルチェア!もはや自分の姿を見ることができない高い位置にかけられているミラーですが、限られた空間に奥行きを持たせ、光を反射してさらに明るさもたらす役割を担う、フランスの内装では欠かせない存在。鏡と同じ形の円形のテーブルも柔らかで心地よい雰囲気づくりに一役買っています。また、壁のペールトーンの色合いも、さりげなくおしゃれで飽きのこないセンスの良いチョイス。

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    サンマルタン運河すぐそばにある人気のサロン・ド・テ。花柄の壁紙のインパクト が強く、一歩間違えると古びた印象になりますが、壁に白い余白を残し、さらに作り付けのベンチの背もたれにも白を使うことで、単調なリズムをあえて崩す工夫がなされています。植物のグリーンやアンティークのサスペンション照明、古本、鏡、クッションなど、オーナーが好きなものを集めた空間は、まるでおばあちゃんの家に遊びに来たようなホッとした気持ちにさせてくれます。

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    壁に沿って設けられたひと続きのベンチ式の座席は、フランスのビストロを象徴するスタイル。革張りのベンチが一般的ですが、このレストランでは木製の板の上に長方形のマットを敷いたモダンな雰囲気のベンチで、自宅のダイニングにも取り入れたくなるアイデア。グレーとマスタード色のタイルで壁に幾何学模様を描いているのも個性的です。棚の上にずらりと並べたお気に入りのオブジェや本も、バランス良く、抜け感を大切にして飾っているのが分かります。このお店でもミラーをうまく配置しています。

  • パリのビストロやカフェのエッセンスをダイニングやキッチンのデザインに取り入れてみませんか?〜前編〜

    老舗百貨店ボン・マルシェからほど近いところにある、地元パリジャンたちが足繁く通うカフェ・ビストロ。一見クラシックな内装で、パリの街角に良くありそうな普通のカフェにも映りますが、壁の照明、コート掛け、ソファ、チェアとどれもビンテージ感満載でひとつひとつ、丁寧にこだわってセレクトされているのが分かります。白い壁にグレーの腰壁は、これぞフランス!という内装。モールディングではなく、あえて飾りのないシンプルなパネルを選んで、ビンテージの雰囲気に合わせています。ボトルを置けるほどの奥行きの狭い板を走らせて、絵画や間接照明のランプを飾ってあるのも真似したいテクニック。

著者プロフィール:Tricolor Parishttp://tricolorparis.com

トリコロル・パリはフランスに暮らす荻野雅代と桜井道子、ふたりの日本人からなるユニット。パリ関連のガイドブックを執筆・撮影するかたわら、2010年にスタートしたサイトにて、パリのおすすめショップやレストラン、イベント・観光情報はもちろん、フランスのニュースやパリの天気を服装で綴る「お天気カレンダー」など、独自の目線で「フランスの旬」を日々発信している。